じりじりと日差しが強くなり、お花屋さんの店頭がビタミンカラーの元気なお花で華やぐ季節になりました。 お部屋に夏らしい鮮やかな花や爽やかなグリーンを飾ると、暑さも忘れて気分がパッと明るくなりますよね。
「夏らしいお花をお部屋に飾りたいけれど、うちの猫が食べてしまわないか心配…」 そんな飼い主さんのために、今回は「夏に出回る、猫に安全でおしゃれな植物」を獣医師の視点で厳選しました。
植物が猫に安全かどうかを判断する際、私たち獣医師は「植物学的な分類(何科、何属の植物か)」を非常に重視します。 今回はその分類も交えながら、安心して飾れる夏のラインナップをご紹介します。
夏におすすめ!猫に安全性の高いお花リスト
1. ひまわり(向日葵)
【分類】キク科 ヒマワリ属
【安全性】◎(Non-toxic)
夏の花の代名詞ともいえるひまわり。太陽に向かって大きな花を咲かせる姿は、見ているだけで元気をもらえます。キク科ヒマワリ属に分類されるひまわりは、ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)のデータでも猫に対して毒性がないことが確認されています。
大輪で存在感のあるものから、卓上に飾りやすいミニひまわりまで品種もさまざま。一輪飾るだけで、お部屋がぐっと夏らしく華やぎます。花もちも比較的よく、夏のアレンジメントの主役にぴったりのお花です。
2. ジニア(百日草)
【分類】キク科 ヒャクニチソウ属
【安全性】◎(Non-toxic)
初夏から秋まで長く咲き続けることから「百日草(ヒャクニチソウ)」の和名を持つジニア。赤・オレンジ・ピンク・黄色といったビタミンカラーが豊富で、夏のアレンジメントを元気いっぱいに彩ります。 キク科ヒャクニチソウ属に分類され、こちらもASPCAで猫に対して非毒性(Non-toxic)とされています。
暑さに強く花もちが良いため、気温の上がる夏でも長く楽しめるのがうれしいポイント。八重咲きやポンポン咲きなど咲き方のバリエーションも豊かで、飾るだけで気分が明るくなるお花です。
3. 千日紅(センニチコウ)
【分類】ヒユ科 センニチコウ属
【安全性】◎(Non-toxic)
コロンとした丸いフォルムがなんともかわいらしい千日紅。その名の通り、長い間色あせずに咲き続け、ドライフラワーにしても鮮やかな色を長く楽しめる夏の定番花です。 ヒユ科センニチコウ属に分類されます。
同じヒユ科の仲間であるケイトウ(Celosia)は、ASPCAで猫に対して毒性がないと明記されており、千日紅も猫にとって安全性の高い植物として扱われています。 カサカサとした花の質感も特徴的で、涼しげなブーケやスワッグのアクセントとして活躍します。
4. ケイトウ(鶏頭)
【分類】ヒユ科 ケイトウ属
【安全性】◎(Non-toxic)
燃えるような鮮やかな色彩と、ビロードのような独特の質感が魅力のケイトウ。ニワトリのトサカに似た花姿から「鶏頭」と名付けられました。 ヒユ科ケイトウ属に分類されるこの花は、ASPCA(Celosia plumosa/Celosia globosa)のデータでも猫に対して毒性がないことが確認されています。
羽毛のようにふんわりとした「羽毛ケイトウ」や、脳のようなユニークな形の「トサカケイトウ」など、姿かたちが豊富なのも楽しいところ。夏〜秋のアレンジメントに、深みのある色とボリュームを添えてくれます。
5. バジル
【分類】シソ科 メボウキ属
【安全性】○(生花・ドライは安全 / 精油はNG)
料理でおなじみのハーブ、バジル。爽やかでスパイシーな香りは、夏のグリーン(葉物)としても人気があります。 シソ科の植物は、キャットニップ(イヌハッカ)に代表されるように猫に対して毒性がないものが多く、ASPCAでもバジルは非毒性とされています。「生花(切り枝)」や「ドライ」を飾る分には、猫が舐めたりかじったりしても中毒を起こす危険性はありません。
お花のグリーンとしてはもちろん、キッチンで育てながら飾れるのも夏ならではの楽しみ方。爽やかな香りが、暑い季節のお部屋を心地よく演出してくれます。
【※要注意※ 獣医師からのお願い】
飾る分には安全なバジルですが、「精油(エッセンシャルオイル)」として高濃度に濃縮されたものは話が別です。 過去のブログでもお伝えした通り、猫は植物の高濃度な化学成分を肝臓で解毒できません。バジルのアロマオイルや、精油入りの製品を猫の近くで使用することは絶対に避けてください。「切り枝やハーブを飾る」というナチュラルな楽しみ方にとどめましょう。
夏のお花を安全に楽しむための注意点
気温がぐんと上がる夏は、花瓶のお水にバクテリア(細菌)が非常に繁殖しやすくなります。 猫の中には、自分用の飲み水があるのに、なぜか「花瓶のお水」を好んで飲んでしまう子がいますよね。
お花自体は安全でも、腐敗したお水を舐めてしまうとお腹を壊す原因になります。 夏はお水をこまめに(できれば毎日)替え、花瓶の内側を清潔に保つように心がけてください。 また、猛暑で弱ってしまったお花は傷みも早いので、早めに取り替えてあげると安心です。
ネコハナなら、夏の彩りも安心です
「自分で安全なお花とグリーンを見分けるのは大変…」 そんな時は、ぜひ「ネコハナ」を頼ってください。
ネコハナのアレンジメントは、獣医師が「〇〇科〇〇属」という植物分類から毒性の有無を徹底的に調べ上げ、猫ちゃんにとって安全性の高い植物だけを厳選して束ねています。 今回ご紹介したような、季節感あふれるおしゃれなお花たちを、安心と一緒にお届けします。
照りつける夏の日差しの中、お部屋に飾られた元気なお花と、その傍らで涼しげにお昼寝する猫。 そんな幸せな夏の風景を、ネコハナのお花で彩ってみませんか?
「猫に安心なお花」で、彩りある暮らしを
猫と暮らすみなさんが、「危険な植物を理解し、避ける」ことももちろん大事ですが、この情報は日々アップデートされますし、一人で勉強し続けるのはなかなか難しいのではと思います。そんな時はぜひ、ネコハナをご利用ください。

「猫が大好きでお花が飾れなくなってしまった…」そんな猫と暮らす方の声から生まれたのがネコハナです。アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)の毒性リストをもとに、猫に毒性のないとされる花品種のみを無農薬~低農薬で栽培し、契約農家から直送しています。
私たちのミッションは、猫と暮らす皆さんがストレスなく、持続可能な方法で猫にとって快適かつ安全な生活空間をつくれるようサポートすることです。
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