【2月・3月要注意】ミモザは猫に危険!獣医師が警告する「タンニン」の毒性とリスク
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2月中旬から3月にかけて、お花屋さんの店頭を鮮やかな黄色で彩る「ミモザ」。 3月8日の「国際女性デー(ミモザの日)」のシンボルフラワーとしても人気で、ドライフラワーのリースやスワッグにして楽しむ方も多いですよね。
「ふわふわして可愛いし、猫と一緒に写真を撮りたい!」 そう思う飼い主さんも多いはずです。
実は、この季節に大人気のミモザ(一般的に流通しているアカシア類)は、猫と暮らすお家では「飾らないほうがよい植物」であることをご存知でしょうか?
その理由は、ミモザの樹皮や葉に含まれる「タンニン」という成分にあります。 今回は、獣医師の視点から、意外と知られていないミモザ(アカシア)の毒性成分と、猫に与える健康被害について詳しく解説します。
一般的な「ミモザ」の正体は「アカシア」
まず前提として、お花屋さんで「ミモザ」として売られている黄色い房状の花は、植物学的にはマメ科の「アカシア属(ギンヨウアカシア、フサアカシアなど)」に分類されます。
このアカシア属の植物は、古くから樹皮などが「タンニン」の原料として利用されてきた歴史があるほど、タンニンを多く含む植物です。
獣医師が懸念する「タンニン」の毒性とは?
「タンニン」と聞くと、お茶やワインに含まれるポリフェノールの一種で、体に良いイメージを持つ方もいるかもしれません。 しかし、肉食動物である猫にとって、植物由来の濃縮されたタンニンは「有害物質」となり得ます。
1. 強い「収れん作用」による胃腸障害
タンニンには、タンパク質と結合して凝固させる「収れん作用」があります。渋柿を食べた時に口の中がキシキシするのはこの作用です。
猫がミモザの葉や花を食べてしまうと、この作用が胃や腸の粘膜(タンパク質)を刺激し、荒らしてしまいます。 その結果、以下のような消化器症状を引き起こすリスクがあります。
・激しい嘔吐(おうと)
・下痢
・食欲不振、腹痛
2. 消化吸収の阻害(反栄養素)
タンニンは「反栄養素(アンチニュートリエント)」とも呼ばれ、鉄分などのミネラルや、消化酵素(タンパク質)と結合して、その働きを阻害する性質があります。 誤食によって一時的に胃腸の機能が低下し、栄養がうまく吸収できなくなったり、体調不良が長引いたりする原因になります。
誤食しやすい形状にも注意
成分の毒性に加えて、ミモザはその形状自体も猫にとって危険です。
・猫が好む「揺れる形状」
ふわふわとした黄色い花や、風に揺れる枝は、猫の狩猟本能を刺激し、じゃれついた拍子にガブッと噛んでしまいやすい形状です。
・消化の悪さ
アカシアの葉や茎は非常に繊維質で硬いため、猫の胃腸ではほとんど消化できません。タンニンの刺激に加え、物理的にも胃腸を傷つけたり、未消化物が詰まって腸閉塞を起こしたりするリスクもあります。
ネコハナなら、春の彩りも安心です
私たち「ネコハナ」では、季節に合わせた安全性の高いお花だけを厳選しています。 「流行っているから」という理由だけで、猫にとってリスクのある成分(タンニンなど)を含む植物を販売することはありません。
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「猫に安心なお花」で、彩りある暮らしを
猫と暮らすみなさんが、「危険な植物を理解し、避ける」ことももちろん大事ですが、この情報は日々アップデートされますし、一人で勉強し続けるのはなかなか難しいのではと思います。そんな時はぜひ、ネコハナをご利用ください。

「猫が大好きでお花が飾れなくなってしまった…」そんな猫と暮らす方の声から生まれたのがネコハナです。アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)の毒性リストをもとに、猫に毒性のないとされる花品種のみを無農薬~低農薬で栽培し、契約農家から直送しています。
私たちのミッションは、猫と暮らす皆さんがストレスなく、持続可能な方法で猫にとって快適かつ安全な生活空間をつくれるようサポートすることです。
この記事を書いたのは…
庄野 舞
株式会社ネコハナ 代表取締役・獣医師
東京大学農学部獣医学科卒業後、同大学附属動物医療センターで内科系研修医として勤務。その後ペットフードメーカーに転籍し、予防医療とヘルスケア事業を学ぶ。大きな猫がとりわけ大好きで、小さなころからメインクーンと暮らしている。