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獣医師が解説|猫が危険な花を食べた時の緊急対応ガイド

獣医師が解説|猫が危険な花を食べた時の緊急対応ガイド

2025年8月4日
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猫が危険な花を食べたとき、猫と暮らすみなさんの迅速かつ適切な対応が命を救う鍵になります。事前に読んでおき、いざという時に慌てないよう備えましょう。

猫が危険な花を食べてしまったら…直ちにすべきこと

ユリの花粉を舐めた、カーネーションをかじった――そんな時は次の 3 ステップを落ち着いて実行してください。

1. 猫を危険な場所から遠ざける

追加摂取を防ぐため、直ちに猫を植物から離します。

2. 落ち着いて状況を把握する

植物名・部位・摂取量・時間を確認。写真があると獣医師が判別しやすくなります。

3. 動物病院へ連絡

症状の有無を問わず、かかりつけの獣医師または夜間救急に電話し指示を仰ぎましょう。症状が出ていなくても、あるいは軽度であっても、直ちに連絡することが重要です。早期の対応が予後を大きく左右することが知られています。

やってはいけないこと

自己判断で吐かせない

獣医師の指示なしに吐かせると、かえって食道や口腔を傷つけたり、誤嚥性肺炎を引き起こしたりする危険性があります。飼い主が善意で不適切な処置(例えば、食塩水で吐かせる、牛乳を飲ませるなど)を試みることがありますが、これは誤嚥、電解質異常、あるいは毒物の吸収促進など、新たな危険を引き起こす可能性があるので、絶対にやめましょう。。

家庭の解毒剤を与えない

症状を悪化させる可能性があるので、禁忌です。猫に使用が推奨されている一般の方が手に入れられる解毒剤は存在しません。

様子見をしない

特にユリのように進行性の腎不全を引き起こす植物の場合、初期症状が軽快しても体内で毒性が進行している可能性があります。元気そうだしな…という見た目に惑わされず、疑いがある場合は動物病院へ連絡しましょう!

獣医師に伝えるべき情報

電話口や診察時に獣医師に伝えるべき情報は下記です。落ち着いて答えられるように、準備しておきましょう。

  • 植物名(写真やサンプルがあれば尚良し)
  • 摂取部位・量・時間
  • 現在の症状と発症時刻
  • 年齢・体重・既往歴・服薬状況

動物病院では何をするの?

植物中毒に対する獣医療の治療は、主に「毒素の吸収阻止」と「全身の支持」に焦点を当てた対症療法が中心となります。多くの植物中毒には特定の解毒剤が存在しないため、治療は毒素を体外に排出し、毒素による臓器へのダメージを最小限に抑え、体が回復するのを助けることを目的としています。

毒素の吸収阻止

  • 催吐処置(摂取 2 時間以内が目安)
    摂取直後(通常 2 時間以内)で、毒物が催吐禁忌でない場合に獣医師の管理下で吐かせます。 猫ではキシラジンが最も信頼性の高い催吐剤とされています。
  • 胃洗浄
    大量摂取や催吐が困難な場合に行われることがあります。
  • 活性炭投与
    毒素の消化管からの吸収を抑制するために活性炭を経口投与します。活性炭は毒素を吸着し便として排出させます。
  • 皮膚洗浄(花粉・樹液が付着している場合)
    付着物を洗い流しグルーミングによる追加摂取を防ぎます。長毛種では毛刈りが必要な場合もあります。

全身の支持療法

  • 輸液療法(腎保護・脱水補正)
    脱水の補正、電解質バランスの維持、腎臓への血流確保、毒素の排泄促進のために、点滴による輸液療法が最も重要です。特にユリ中毒では、腎機能保護のために 48〜72 時間以上の積極的な輸液が推奨されます。
  • 制吐剤・痙攣抑制剤などの対症療法
    嘔吐や下痢を抑える制吐剤・止痢剤、痛み止め、抗炎症剤、肝臓保護剤、けいれんを抑える薬など、症状に応じた薬剤が投与されます。
  • 栄養管理(強制給餌・チューブ給餌)
    食欲不振が続く場合、強制給餌や胃瘻チューブによる栄養補給が必要となることがあります。

予防が最も重要!

猫と暮らすみなさんが、「危険な植物を理解し、避ける」ことももちろん大事ですが、この情報は日々アップデートされますし、一人で勉強し続けるのはなかなか難しいのではと思います。そんな時はぜひ、ネコハナをご利用ください。

「猫が大好きでお花が飾れなくなってしまった…」そんな猫と暮らす方の声から生まれたのがネコハナです。アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)の毒性リストをもとに、猫に毒性のないとされる花品種のみを無農薬~低農薬で栽培し、契約農家から直送しています。

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私たちのミッションは、猫と暮らす皆さんがストレスなく、持続可能な方法で猫にとって快適かつ安全な生活空間をつくれるようサポートすることです。


この記事を書いたのは…

庄野舞のプロフィール写真

庄野 舞

株式会社ネコハナ 代表取締役・獣医師

東京大学農学部獣医学科卒業後、同大学附属動物医療センターで内科系研修医として勤務。その後ペットフードメーカーに転籍し、予防医療とヘルスケア事業を学ぶ。大きな猫がとりわけ大好きで、小さなころからメインクーンと暮らしている。

参考文献
  1. Lily Intoxication in Cats: Information for Cat Owners – PMC
  2. 25 Common Plants Poisonous to Cats – ASPCA Pet Health Insurance
  3. 11 Popular Plants and Flowers Poisonous to Cats – Vets Now
  4. Lily Poisoning in Cats: What To Do If Your Cat Ingests a Lily Flower – PetMD
  5. Feline Toxicological Emergencies: When to Suspect and What to Do – PMC
  6. ユリ中毒により急性腎不全を呈した猫の1例 – AgriKnowledge
  7. Extensive Stomach Ulcers Due to Dieffenbachia Intoxication in a Cat – PubMed
  8. Case Report: Fatal Poisoning with Colchicum autumnale – PMC
  9. ASPCA Poison Control | (888) 426-4435
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