【獣医師が解説】猫と暮らす方へお花を贈る時のマナー。絶対に避けるべき花と、喜ばれる安全な選び方
Share
猫と暮らしている友人や家族へ、お誕生日やお祝いのギフトを贈りたい。 そんな時、華やかな「お花」は贈り物の定番ですが、相手が猫と暮らしている場合、少しだけ注意が必要なことをご存知でしょうか?
「綺麗なお花を贈ったら、実は猫にとって猛毒だった…」 そんな悲しい事故を防ぐために、獣医師である私が「猫好きさんに喜ばれるお花選びのマナー」を解説します。
マナー1:ユリ科の花は「絶対に」贈らない
これが最も重要かつ、命に関わるマナーです。 お祝いの豪華な花束によく使われる「ユリ(カサブランカなど)」や、春の「チューリップ」は、猫にとって猛毒です。
花瓶の水を舐めたり、花粉が体に付いたりするだけで、急性の腎不全を起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。 猫と暮らす方の中には、ユリを見るだけで「怖い!」と反射的に感じてしまう方も少なくありません。 たとえ相手が詳しくなくても、万が一のリスクを避けるために、ユリ科の植物が入ったアレンジメントは絶対に避けましょう。
マナー2:強い「香り」やアロマに配慮する
猫の嗅覚は非常に敏感です。人間にとっては「良い香り」でも、猫にとってはストレスになることがあります。 特に、以下のものは避けたほうが無難です。
・香りが強すぎる生花
・精油(エッセンシャルオイル)を使ったアロマグッズ
特に精油は、猫の肝臓で分解できず中毒を起こす成分が含まれていることが多いので、オーガニック製品であっても注意が必要です。
マナー3:自分で判断せず「専門店」に頼るのがベスト
「ユリはダメ、チューリップもダメ、アジサイもダメ…」 正直なところ、一般のお花屋さんで売られている花の中から、猫に安全なものだけを自分で選別するのは非常に難しいです。 店員さんに聞いても、獣医学的な知識まで持っている方は稀です。
「安全なものを贈りたいけれど、地味な花束にはしたくない」 そんな時は、ぜひ「猫に安心なお花」の専門店を頼ってください。
ネコハナなら、知識ゼロでも「安心」を贈れます
私たち「ネコハナ」は、獣医師がすべての植物の安全性をチェックした、猫専用のフラワーショップです。 ネコハナのギフトには、こんな特徴があります。
1)獣医師監修の安全性
猫にとって危険な植物は一切使用していません。
2)センスの良いデザイン
「安全なお花=地味」ではありません。ジニアやひまわり、バラなど、インテリアに映える華やかなアレンジメントをご用意しています。
3)安心の説明書付き
「猫たちににも安全性が高いお花のみを使っています」というメッセージが添えられているので、受け取った飼い主さんも箱を開けた瞬間から安心できます。
【おすすめ】お花+ハンドクリームの「癒やしセット」
お花だけでなく、形に残るものも贈りたい。 そんな方には、「猫に安全性が高いお花」と「猫が舐めても安心なハンドクリーム」のギフトセットが大人気です。
ネコハナのハンドクリームは、獣医師が開発した完全精油フリー・無添加処方。 可愛い猫のイラストパッケージと、天然ローズウォーターのほのかな香りで、飼い主さんの心も癒やします。
「猫ちゃんの健康も、飼い主さんの笑顔も、どっちも大切にしたい」 そんなあなたの優しい気持ちを、ネコハナが形にするお手伝いをさせていただきます。
ドライフラワーとギフトセット商品などがあるので、ぜひ確認してみてください。
「猫に安心なお花」で、彩りある暮らしを
猫と暮らすみなさんが、「危険な植物を理解し、避ける」ことももちろん大事ですが、この情報は日々アップデートされますし、一人で勉強し続けるのはなかなか難しいのではと思います。そんな時はぜひ、ネコハナをご利用ください。

「猫が大好きでお花が飾れなくなってしまった…」そんな猫と暮らす方の声から生まれたのがネコハナです。アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)の毒性リストをもとに、猫に毒性のないとされる花品種のみを無農薬~低農薬で栽培し、契約農家から直送しています。
私たちのミッションは、猫と暮らす皆さんがストレスなく、持続可能な方法で猫にとって快適かつ安全な生活空間をつくれるようサポートすることです。
この記事を書いたのは…
庄野 舞
株式会社ネコハナ 代表取締役・獣医師
東京大学農学部獣医学科卒業後、同大学附属動物医療センターで内科系研修医として勤務。その後ペットフードメーカーに転籍し、予防医療とヘルスケア事業を学ぶ。大きな猫がとりわけ大好きで、小さなころからメインクーンと暮らしている。